2024/03/06 11:35
別れを惜しむ季節になりました。
それはお世話になった人や、愛した人、
あるいはちょっと苦手な人との別れかもしれません。
誰かとの別れは、もう1人の自分との別れでもあります。
私たちは1人きりでは存在できない生き物で、
他者がいて初めて「私」は存在できます。
お母さんといるときは
ちょっと怒りっぽくなったり
友達といるときは
よく笑うようになったり
他者はいろんな「私」を鏡のように映し出す。
誰かとの別れは
もう1人の「私」との別れだからこそ
心が切なく震えてしまうのです。
3月だけは、泣いて良いのです。
子供も、大人も、老人も。
カッコ良く去ったり、
清々しく見送ったりするのは、もう少し先。
3月は、別れる人へ愛を伝える季節。
言葉では決して表現しきれない
あなたの大きな大きな愛情を花束に変えて、
あなたがおまじないのように願った幸せが
カタチになった、贈り物。
愛が逃げてしまわぬように、
お気に入りのリボンで封をして
ほどかれた瞬間、ほどいた人へ
あなたの愛情が煌びやかに放たれる。
だからこそギフトはいつも特別で、
神秘的な輝きに満ち満ちているのです。
女神たちから与えられた大自然の喜びを
もう1人のあなたへ贈るとき。
それはあなた自身が
女神となるときなのかもしれません。